2008年12月14日 (日)

「無名人からの伝言」は中国へも伝播

Photo  去る10月、「両総用水の先覚者の記録 十枝雄三日記」編集員の鈴木茂さん(千葉県山武郡大網白里町在住)から、「両総用水を拓いた先覚者十枝翁胸像建立を記念して」というタイトルの小冊子と丁寧な手紙が届いた。「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」の主人公、野口初太郎は「大利根用水の父」と言われているが、十枝雄三氏も「両総用水の父」と言っていいだろう。

*「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」(http://kitakamayu.exblog.jp/9153025/)

*両総用水の先覚者の記録 十枝雄三日記(http://kitakamayu.exblog.jp/5889644)

 十枝翁胸像建立は、十枝氏の偉業をたたえるために、両総土地改良区のメンバーや地元住民でつくる「十枝雄三翁胸像建設委員会」が企画し、2006年8月から募金活動を開始し、募金総額は340万8000円に達した。2007年2月13日、大網白里町北吉田の「十枝の森」で、十枝翁の胸像建設工事が完了した。建設委員会は同年3月24日、胸像除幕式と落成式を行った。

 両総用水にも関係した初太郎によれば「大利根用水は両総用排水の父たる兄たるもの」。わたしは初太郎の行動原理を「亡己利他」と表現した。「十枝雄三日記」の編集員は、十枝翁のそれを「愛人利物之謂仁」と見た。不思議なことに、胸像建設の動きは、わたしが「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」の執筆に向け、取材を続けていた時期と重なる。

 鈴木さんの手紙には大利根用水と両総用水、中国の灌漑用水「詔山銀河」の関係が書かれていた。

「…大利根用水については『十枝雄三日記』に取り組む時に知りました。昭和7年、千葉県知事に就任した岡田文秀氏の自伝に、昭和8年の大干魃に干潟一帯を視察し、この事業計画を推進することになったとありました。両総用水の先達がここにあったのかと気付いた次第です。(略) 77年に中国の人民公社を視察する機会を得、毛沢東の生家を訪ねながら詔山市を通過するとき、詔山銀河と名付けられた灌漑用水に案内されました。案内の工作員は日本農業視察団(王震団長、孫平化秘書長)が日本の両総用水を見て、華国鋒主席に報告し、主席が陣頭指揮でこの用水建設に当たったと説明しました…」

 わたしは大利根用水→両総用水→愛知用水という国内での図式でしか考えが及ばなかった。しかし、初太郎の遺産には大利根用水→両総用水→詔山銀河という海外への展開という図式もあったのだ。「無名人からの伝言」を書き上げることができて本当に良かったと思う。

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2008年12月 5日 (金)

「無名人からの伝言」の出版を祝う会は超満員(2008・10・5)

R  10月5日に故郷の千葉県香取郡東庄町笹川の鯉屋旅館で開催した「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」http://kitakamayu.exblog.jp/9153025/)の出版を祝う会は、出席者が130人に達し、会場は超満員となった。

 また、急遽、開催を決めた「盧佳世コンサート―レヴィンからの伝言―」も、出版を祝う会の参加者の半数近くが出席、こちらも盛会となった。これもひとえに故郷の皆さんが一生懸命、出版を祝う会の成功に向けて、努力してくれたお陰である。この場を借りてお礼を申し上げたい。

*祝う会の詳細は北鎌倉湧水ネットワークのブログ(http://kitakamayu.exblog.jp/9871589)をご覧ください。

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2008年9月26日 (金)

故郷版「無名人からの伝言」出版を祝う会、プログラム決定

急遽、「盧佳世コンサート」の同時開催決まる

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 10月5日に故郷の千葉県香取郡東庄町笹川の鯉屋旅館で開催する「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」http://kitakamayu.exblog.jp/9153025/)の出版を祝う会のプログラムが、25日にまでに決定した。

 当初、今回の出版を祝う会ではコンサートを予定していなかった。しかし、レヴィン文化財プロジェクトの一環として開催している盧佳世さんのコンサート(http://www.kitakama-yusui.net/5/2006/2.html)で、いつもギターの伴奏をしているギタリストの矢野敏広さんが、出版を祝う会に急遽駆けつけてくれることになったことから、出版を祝う会と同じ会場で盧さんのコンサートを開催することにした。

 このコンサートは、出版を祝う会のオプションとして位置付けられる。原則として出版を祝う会出席者の中の希望者が対象だ。参加者には「投げ銭」(参加費)をいただく。金額は参加者の気持ちだ。ただ、「参加者の気持」というと判断に迷う方がおられると思うので、主催者の立場からは1000円程度のお気持ちをいただけるとありがたい。コンサート参加者は原則、出版を祝う会出席者以外でも盧さんの歌が是非、聞きたいという方の参加も大歓迎だ。


「無名人からの伝言」の出版を祝う会(笹川)
日 時 2008年10月5日(日)正午から午後3時
場 所 鯉屋旅館(千葉県香取郡東庄町笹川、http://www4.ocn.ne.jp/~koiya/)
参加費 5000円(「無名人からの伝言」、飲食費込み)

*無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―
著 者 野口 稔(ジャーナリスト、北鎌倉湧水ネットワーク代表)
発行所 夢工房
発刊日 2008年9月1日
定 価 1500円(本体)、B6判、190ページ

【同時開催イベント(オプション)】
盧佳世コンサート―レヴィンからの伝言―
日 時 2008年10月5日(日)午後3時から午後4時
出演 歌:盧佳世 ギター伴奏:矢野敏広
参加費 お気持ち(1000円程度)

*問合せ先 「無名人からの伝言」の出版を祝う会事務局
         メール  YHR00327@nifty.ne.jp

著者プロフィール

野口 稔 ジャーナリスト。1948年千葉県香取郡東庄町谷津生まれ。千葉県立佐原高卒、一橋大学経済学部卒。任意団体・北鎌倉湧水ネットワーク代表。団塊サミット提唱者。元共同通信社記者。著書に『北鎌倉発 ナショナル・トラストの風』「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!」。共著に「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」。いずれも夢工房から出版。

コンサート出演者プロフィール

盧佳世(の・かよ)
 川崎市出身。歌手。2005年、1stアルバム「マウム~こころ~」をリリース。このアルバムに収録された「かたち」「悲しみの雨の中で」は、高木昌宣さんが作詞者。「レヴィン追悼コンサートin東庄」では、高木さんが作詞した新曲「蒼い空」を初披露、聴衆に大きな感動を与えた。 “夢”をあきらめずに“希望”を持ち続ける”勇気”、そして、“マウム”(こころ)を伝えることをモットーに音楽活動を展開中である。

矢野敏広(やの・としひろ、Guitar)
 北海道出身。ギタリスト。中学時代にフォークソングの洗礼を受け、高校卒業後上京、ライブハウスを中心に活動を始める。現在、李政美、趙博のギタリスト・マンドリン奏者として、日本各地、韓国でのライブ活動を行う。日本Jazz界伝説のギタリスト、高柳昌行にギターを師事した経歴を持ち、確かな技術と幅広いジャンルをこなす柔軟性を持ち合わせる。「レヴィン追悼コンサートin東庄」に出演。

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2008年7月 8日 (火)

無名人からの伝言:9・1出版へ

146  6月末、「無名人からの伝言―大利根用水に賭けた野口初太郎不屈の人生―」を脱稿し、7月1日、出版社の「夢工房」の片桐務代表に原稿と写真を手渡した。出版予定日はわたしの父の命日に当る9月1日。価格は1500円(予価 本体価格)。10月5日(日)、わたしの故郷の千葉県香取郡東庄町の鯉屋旅館で、出版記念会を開催する予定だ。詳細が決定次第、案内したい。

 7月28日に還暦を迎え、定年退職する。今年は地域デビュー10周年、故郷デビュー実質5周年、介護デビュー元年でもある。この節目の年に、北鎌倉の活性化を願って仲間と書いた「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」(4月出版)に続き、故郷の再生をテーマにした「無名人からの伝言」を世に送り出すことができ、とても嬉しい。

*「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」http://www.kitakama-yusui.net/7/7gide.html

目次
はじめに
一章写真に込められた二つの意思
「昭和天皇と一緒の写真を掲げて後世に残したい」(新)
「自叙伝は自歴書を残そうと思って書き出した」(初太郎)
なぜ、初太郎と昭和天皇の写真が自宅に?
「福聚寺」の名前に驚く
足跡には伝えるべきメッセージが
野口初太郎先生賛歌
野口初太郎略歴
相反する難問を一気に解決
水をもらいに榛名参りの奇習
両総用水と愛知用水のモデル
椿海伝説

二章自叙伝-不屈の八十年-
足跡
大利根用水事業時代
両総用排水事業時代
大利根用水連合時代
出生、幼少時代
小僧時代
放浪時代
東京府時代
東京市時代
千葉県時代
家族のこと
①妻のこと②子どものこと③新之のこと④一誠、洋子誕生前後のこと⑤父母の死
⑥一誠結婚
嗜好
二九三会
自筆の贈り物
最後の住居
陛下と私の写真および先祖の家系
米寿


三章足跡探訪
千葉県干潟土地改良区
両総用水の先覚者の記録 十枝雄三日記
兼田貯水池
両総用水・佐原第一用水機場と水門
大原幽学記念館の猪野映里子学芸員と面談
福聚寺で物故者偲ぶ56回目の法要
利根川の水源は大水上山の三角形の雪渓

四章重なり合う二人の無名人
レヴィンは無名詩人のハンドルネーム
敬老
東庄町公民館大ホールの400席が満席に
レヴィン文化財プロジェクト発進!
農事組合法人「旭愛農生産組合」
循環農法
くりもと地球村
死生有命
南牧村から始まりの一歩

五章伝言の意味
「亡己利他」と「愛人利物之謂仁」
末永く幸福と発展の原動力として利用を

おわりに

はじめに
 インド求法の大旅行記である「西遊記」の主人公、三蔵法師こと僧玄奘は中国最大の翻訳家と知られている。三蔵法師は仏教を極めるためにインド行きを決意し、17年間にわたってインド、西域などをめぐり、膨大な経典を中国に持ち帰った。国禁を犯しての旅は、灼熱の砂漠、険しい山脈を越えての生命の危険をも顧みないものだった。帰国後、三蔵法師は19年間もの歳月をかけて翻訳事業に取り掛かり、漢訳を完成させた。長期間わたって持続する志の高さと強さに驚嘆せざるを得ない。

 血のつながっている無名人、野口初太郎の自叙伝を書くのに、のっけから歴史上の大人物の偉業を比較対象として取り上げることは大それたことであり、正直、気恥ずかしさとためらいがあった。でも、初太郎が職業人生のすべてを賭け、九十九里平野の一角にある干潟八万石を真の沃土と化した大利根用水事業は、前哨戦も含めれば完成までに30年以上の歳月を必要とした。この間、執拗な反対運動、戦争、インフレが起こり、個人的には左遷、相次ぐ家族の不幸にも見舞われた。しかし、決して挫けることはなかった。

 昭和40年から翌年にかけて「週間朝日」に連載された利根川の風土記「利根川」(朝日新聞社)の中で、著者である作家の安岡章太郎は「実際、大利根用水は大事業である。しかし、これは必ずしも事業の規模がそんなに大きいという意味ではない。これを『大きい』と感じさせるのは、その完成に要した年月の長さと、背後にあってこれを推進した人たちの意欲と努力と情熱の大きさとである」と書いている。

 初太郎をこれほどまでにつき動かしたものは何だったのか。その「正体」にわたしはいたく興味を持った。「大利根用水事業史上巻」の序文に「当時の気持ちといえば、ただもう、利根川に思いを焦がしていたようのもの」との記述がある。歴史上の偉人、無名人を問わず人間には、狂気にも似た熱情を伴う「行動原理」が体内に埋め込まれているのかもしれない。この「行動原理」は目先の損得勘定では測ることができないし、社会変革を引き起こす巨大なエネルギーとも深く関係しているように思えてならない。

おわりに
 日は東の空を真っ赤に焼き、利根川河口の銚子方面からゆっくりと昇ってきた。冬の「利根の川風」は、身を切るように冷たい。大利根用水の笹川揚水機場の近くに佇み、小波を立てて上流に向け、ひたひたと逆流する川面を、体をすくめて見つめながら、はたと気付いた。

 大水上山の雪渓から始まり日本最大級の大河と化した利根川の旅は、わが故郷に近い河口で終わるのではない。太平洋に注がれた利根川の水は再び天に昇り、雨水となって大水上山の頂上に還る。終わりは始まりである。自然の営みは、この正確で果てしない動作の繰り返しなのだ。

 わたしは光、風、森、川、海などが織り成す下総台地で、父と母から生を受け、伴侶と結ばれ、二人の息子を授かった。息子たちは既に結婚している。近い将来、新しい命を授かるはずだ。人生は命のバトンタッチリレーである。自然のサイクルと同じく、人の営みも同様である。

 本来、自分は何者で、一体どこから来て、何をしたくて、どこへ行くのか?「無名人への伝言」の執筆によってわたしは父、初太郎、レヴィンと同じ「下総台地の子」なのだという確かな自覚を持った。還暦、定年という人生の大きな節目を迎えた今年、しかも父新の命日の9月1日に、本書を出版できたことは大きな喜びである。

 初太郎は「大利根用水事業史(下)」の見開きに「先祖の御霊前元 初太郎 昭和三十八年八月」と書いている。初太郎同様に、ご先祖様への感謝の気持ちを込めて、わたしも本書を実家のお仏壇に捧げよう。同時に故郷の発展という志で結ばれた「下総台地」、そして利根川流域に住むすべての人々のために。
2008年9月1日

【プロフィール】
野口 稔(のぐち みのる)
 1948年千葉県生香取郡東庄町生まれ。千葉県立佐原高卒、一橋大学経済学部卒。72年共同通信社入社。福岡支社、長崎支局、大阪支社経済部、本社経済部などを経て2004年7月から本社メディア局編集部担当部長。08年7月共同通信社を定年退社。任意団体・北鎌倉湧水ネットワーク代表。NPO法人「北鎌倉の景観を後世に伝える基金」正会員(前理事)。鎌倉団塊プロジェクト実行委員会委員。著書に『北鎌倉発 ナショナル・トラストの風』「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!」。共著に「ガイドブックに載らない北鎌倉の神々」。出版社はいずれも夢工房。

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2008年4月19日 (土)

盧佳世ライブin東庄vol.3(5・11)

盧佳世ライブin東庄vol.3~レヴィンとヒデクニからの伝言~

80511  2007年10月20日、別府市中央公民館で開催された「感動の詩(うた)をかたちに!2007 盧佳世・森進一郎コンサート」に、主催者の依頼によって次のようなメッセージを寄せた。

先駆的な活動に敬意
 同郷の無名の詩人、レヴィンこと高木昌宣さんの代表作「かたち」が本日、歴史ある別府市中央公民館で、二人のアーティストによって歌われることに、深い感動と大きな喜びを覚えています。団塊世代の重要な役割は、地域に根ざした文化や歴史などの大切な宝物を後世に伝えていくことだと思います。今回のネット発の画期的な地域間文化交流の試みは、まさにその実践です。大分の皆さまの先駆的な活動に敬意を表します。必ずや同じ志を持った日本各地の団塊世代へ熱きメッセージとして伝わり、大きな勇気を与えることでしょう。来春、わが故郷で開催予定のレヴィン文化財プロジェクトで、大分の皆さまとの再会を祈念してやみません。
                            北鎌倉湧水ネットワーク代表 野口 稔

 このメッセージは単なる夢ではなく、現実のものとなった。5月11日(日)、東庄町公民館大ホールで「盧佳世ライブin東庄vol.3~レヴィンとヒデクニからの伝言~」が開催される。ゲスト出演の森進一郎さんはギタ-の田原保志氏を伴い、5月10日(土)に大分を出発、この日は都内に宿泊し、コンサート当日の午前中に東庄町に入る。ヒデクニさんの遺族と岸ママは5月10日(土)に東庄町に到着する。

盧佳世ライブin東庄vol.3~レヴィンとヒデクニからの伝言~

日 時 平成20年5月11日(日)午後1時30分開場 2時開演

会 場 東庄町公民館大ホール (収容400人)

出演者 
     盧佳世、矢野敏広(ギター)、芹澤薫樹(ベース)
     森進一郎(ゲスト出演)

入場料 2000円

主 催 レヴィン文化財プロジェクト実行委員会

後 援 東庄町 東庄町教育委員会 東庄町商工会 音色の会 (有)湘南音響

企画の趣旨 
 交通事故に巻き込まれ逝去した青年(笹川 高木昌宣さん)の遺稿(詩・エッセイ)が詩集「レヴィンの系譜」として世にでた。この詩集に感銘を受けた歌手、盧佳世さんが曲を提供してくれた。小さいが、地域に生まれた一つの文化の芽としてとらえ、大切にしていきたい。平成18年に公民館大ホールで、平成19年に役場多目的ホールで、盧佳世さんのコンサートを開催し、成功を収めている。また、昨年からレヴィンの詩に共感した大分県の人たちとの交流も始まった。今回は、大分で活躍する歌手森進一郎さんをゲストに迎え、東庄町で3回目のコンサートを開催する。協力の輪を広げ、多くの人がこのコンサートに関わることで、一つの賑わい(活性)を生むとともに、交通事故撲滅のメッセージとなるようにしたい。

盧佳世(の・かよ)
 川崎市出身。歌手。2005年、1stアルバム「マウム~こころ~」をリリース。このアルバムに収録された「かたち」「悲しみの雨の中で」は、高木昌宣さんが作詞者。「レヴィン追悼コンサートin東庄」では、高木さんが作詞した新曲「蒼い空」を初披露、聴衆に大きな感動を与えた。 “夢”をあきらめずに“希望”を持ち続ける”勇気”、そして、“マウム”(こころ)を伝えることをモットーに音楽活動を展開中である。

矢野敏広(やの・としひろ、Guitar)
 北海道出身。ギタリスト。中学時代にフォークソングの洗礼を受け、高校卒業後上京、ライブハウスを中心に活動を始める。現在、李政美、趙博のギタリスト・マンドリン奏者として、日本各地、韓国でのライブ活動を行う。
 日本Jazz界伝説のギタリスト、高柳昌行にギターを師事した経歴を持ち、確かな技術と幅広いジャンルをこなす柔軟性を持ち合わせる。
 「レヴィン追悼コンサートin東庄」に出演。

芹澤薫樹(shigeki SELIzawa、Bass)
 1975年静岡県生まれ。ベーシスト。幼少よりピアノを習う。高校時代は吹奏楽部でパーカッションを担当。大学在学中から、サークル活動と並行してプロ活動を開始。
 卒業後はウッドベース、エレクトリックベースをシュアーに弾きこなすベーシストとして、アーティストサポート、ライブ、レコーディング、ミュージカルなど幅広く活動している。
 「レヴィン追悼コンサートin東庄」に出演。

森進一郎(もり・しんいちろう)
 初代 南こうせつとかぐや姫メンバーの一人。2006年6月、銀行を早期退職。大分市にライブハウス「府内フォーク村・十三夜」を開店し永年の夢だった日々、音楽と向き合ったセカンドライフを送り、DEAR FRIENDS」の仲間たちとも演奏活動を続けている。

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2007年4月29日 (日)

レヴィン文化財プロジェクト・文化の里・東庄の魅力を再発見

2007・レヴィン文化財プロジェクト「シンポジウム&コンサート」

水の里 風ロマン~文化の里・東庄の魅力を再発見~
日 時  2007年5月13日(日)(13:30~16:30)
場 所  東庄町役場 多目的ホール(東庄町笹川い4713番地の11)
主 催  風ロマン100人コンサート実行委員会
入場料  1000円(入場は先着100名様まで)
問合せ先 0478-86-6082(向後)

プログラム
13:30~13:50
▽講演「東庄町の文化と歴史」(岩田利雄・東庄町長)

13:50~14:50 
▽シンポジウム「レヴィンが伝えたかったこと」
【パネリスト】 
片桐務「夢工房」代表
盧佳世さん(歌手)
鈴木壮夫「音色の会」会長 

【コーディネーター】 
野口稔「北鎌倉湧水ネットワーク」代表

15:00~16:30 
▽コンサート「盧佳世と一緒にレヴィンを歌おう!」
【演奏者】
盧佳世(Vo)
矢野敏広 (Guitar) 
芹澤薫樹 (Bass) 
コーラス響

■出演者プロフィール
片桐務(かたぎり・つとむ)
 1950年、新潟県長岡市生まれ。地域出版社「夢工房」(神奈川県秦野市)代表。自然塾丹沢ドン会専務理事。大手出版社で本づくりのノウハウを学び、1988年に地域出版社「夢工房」を設立。
 一生活者として地域再生運動に取り組みながら、自然との関わりの中で農的な暮らし方・生き方を模索中。レヴィンこと高木昌宣さんの命日の2005年5月2日に、詩集「レヴィンの系譜」を「夢工房」から出版。


鈴木壮夫(すずき・たけお)
 1953年、香取郡小見川町(現香取市)生まれ。公務員。地元の音楽愛好家の集まりである「音色の会」会長。音色の会は「レヴィン追悼コンサートin東庄」(2006年)にライブ出演するとともに、これまでに何度かコンサートを開催してきたノウハウを遺憾なく発揮し、この追悼コンサート成功に向けて「縁の下の力持ち」的な役割を果たした。
 「レヴィン交通事故に遭遇」の遺族への第一通報者でもある。



野口稔(のぐち・みのる)
 1948年、香取郡東庄町谷津生まれ。橘小・中学校卒、千葉県立佐原高校卒、一橋大学経済学部卒。1972年共同通信社入社、現在、メディア局編集部担当部長。任意団体「北鎌倉湧水ネットワーク」代表。
 高木さんの遺族の要請を受けて、詩集「レヴィンの系譜」の出版に協力した。著書に「北鎌倉発 ナショナル・トラストの風」「団塊世代よ、帰りなん、いざ故郷へ!」(いずれも夢工房から出版)。


盧佳世(の・かよ)
 川崎市出身。歌手。2005年、1stアルバム「マウム~こころ~」をリリース。このアルバムに収録された「かたち」「悲しみの雨の中で」は、高木昌宣さんが作詞者。「レヴィン追悼コンサートin東庄」では、高木さんが作詞した新曲「蒼い空」を初披露、聴衆に大きな感動を与えた。 “夢”をあきらめずに“希望”を持ち続ける”勇気”、そして、“マウム”(こころ)を伝えることをモットーに音楽活動を展開中である。


矢野敏広(やのとしひろ、Guitar)
 北海道出身。ギタリスト。中学時代にフォークソングの洗礼を受け、高校卒業後上京、ライブハウスを中心に活動を始める。現在、李政美、趙博のギタリスト・マンドリン奏者として、日本各地、韓国でのライブ活動を行う。
 日本Jazz界伝説のギタリスト、高柳昌行にギターを師事した経歴を持ち、確かな技術と幅広いジャンルをこなす柔軟性を持ち合わせる。
 「レヴィン追悼コンサートin東庄」に出演。


芹澤薫樹(shigeki SELIzawa、Bass)
 1975年静岡県生まれ。ベーシスト。幼少よりピアノを習う。高校時代は吹奏楽部でパーカッションを担当。大学在学中から、サークル活動と並行してプロ活動を開始。
 卒業後はウッドベース、エレクトリックベースをシュアーに弾きこなすベーシストとして、アーティストサポート、ライブ、レコーディング、ミュージカルなど幅広く活動している。
 「レヴィン追悼コンサートin東庄」に出演。
*レヴィン追悼コンサートin東庄、佐藤宗之以来の大盛況!

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2006年11月 1日 (水)

北鎌倉匠の市で東庄町の紅吾妻、味噌を参考出品

_008_1  このほど、わが故郷(千葉県香取郡東庄町)から、秋の味覚「サツマイモ」が相次いで届いた。実家とレヴィンの遺族からで、サツマイモの種類はいずれも下総台地産の紅吾妻だ。ほくほくしている。甘くて、すごく美味しい。両者に味の甲乙はつけがたい

 レヴィンの遺族は、味噌も送ってくれた。この味噌の材料は、東庄町のコシヒカリと、香取郡大栄町産(市町村合併により、現在は成田市)の大豆と塩のみ。添加物は一切使用していない。故郷で開催されるイベントの際に、参考出品しているという。

 5月と6月に、東庄町北鎌倉で連続してレヴィン追悼コンサートを開催した。故郷も今住んでいる北鎌倉も活性化してほしい。そこで、考えた。このサツマイモと味噌を使って、11月3、4日に開催される北鎌倉匠の市で、わが故郷の下総台地を紹介しよう!「北鎌倉の恵み」シリーズに、新たに加えればいい。

 毎回参考出品している千葉市の田吾作煎餅のお煎餅も、故郷の隣町の小見川町(こちらも市町村合併により、現在は香取市)のお醤油屋さんの醤油を使っている。サツマイモはスイートポテトにして、出品するつもりだ。 それに現物も少々。彩りを添えるために、北鎌倉をイメージした手作りのズタ袋やエコバックなども参考出品する予定だ。こちらの材料は、鎌倉の生地屋さんのものを使用する。

 匠の市の開催時期は、北鎌倉の秋の風物詩の建長寺円覚寺の風入れに重なる。かなりの人出が予想される。果たしてどんな、反応があるか。楽しみである。

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2006年7月21日 (金)

「広報とうのしょう」レヴィン追悼コンサートを大特集

Photo 「広報とうのしょう 2006年7月号」(最新号)が、3ページにわたって「レヴィン追悼コンサートin東庄」を大特集している。レヴィン追悼コンサートin東庄の実行委員会のメンバーが、北鎌倉の自宅に最新号を郵送してくれた。詩集・レヴィンの系譜を東庄町の文化財に育てよう、との呼びかけに故郷のみなさんが、賛同していただいた「証」だと、受け止めたい。心強くもあり、ありがたい。

レヴィン追悼コンサートin東庄佐藤宗之以来の大盛況

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2006年5月 6日 (土)

渾身レヴィン追悼コンサート!盧佳世の祈り

渾身レヴィン追悼コンサート!盧佳世の祈り

―故郷再生と交通事故撲滅の願いを込めて― Photo_2

■レヴィン追悼コンサートin東庄

日 時 5月20日(土) 18:30~20:50(開場18:00)

場 所 東庄町公民館(千葉県香取郡東庄町笹川い4713—11)

入場料 2000円

プログラム

・東庄町長あいさつ 18:30~18:35           

・全国交通事故遺族の会会長あいさつ 18:35~18:40      

・「レヴィンの系譜誕生秘話と今後の展開」 野口稔 18:40~19:00

・音色の会ライブ  19:00~19:30  (休憩) 19:30~19:40                  

・詩の朗読     19:40~19:45  

・盧佳世ライブ 19:45~20:45               

・レヴィンの遺族代表お礼の言葉 20:45~20:50

主 催 レヴィン追悼コンサートin東庄・実行委員会

後 援 千葉県、千葉県教育委員会、東庄町、東庄町教育委員会、東庄町商工会、音色の会、全国交通事故遺族の会、NHK千葉放送局、読売新聞社成田支局、朝日新聞社千葉総局、毎日新聞社成田支局、産経新聞社千葉総局、千葉日報社、常総新聞社、北鎌倉湧水ネットワーク、建長寺、NPO法人・JUON(樹恩) NETWORK、NPO法人・自然塾丹沢ドン会、NPO法人・緑のダム北相模、インターネット新聞JANJAN、夢工房、横浜ビール、サラリーマンスタイル・ドット・コム

●前売り券等のお問い合わせ窓口 東庄町公民館 電話0478-86-1221

■レヴィン追悼コンサートin建長寺

日 時 6月10日(土) 12:30~14:00(開場正午)

場 所 建長寺方丈(神奈川県鎌倉市、JR横須賀線北鎌倉駅、鎌倉駅より徒歩15分、http://www.kenchoji.com/

入場料 2000円

プログラム

・主催者挨拶(野口 稔・北鎌倉湧水ネットワーク代表) 12:30~12:40

・レヴィンの遺族代表挨拶 12:40~12:50

・盧佳世ライブ 12:50~13:50 

主 催 北鎌倉湧水ネットワーク(http://www.kitakama-yusui.net/

後 援 神奈川県教育委員会、鎌倉市、建長寺、北鎌倉まちづくり協議会、レヴィン追悼コンサートin東庄・実行委員会、音色の会、全国交通事故遺族の会、NPO法人・JUON(樹恩) NETWORK、NPO法人・自然塾丹沢ドン会、NPO法人・緑のダム北相模、NHK横浜放送局、tvk(テレビ神奈川)、鎌倉CATV、神奈川新聞社、インターネット新聞JANJAN、夢工房、横浜ビール、サラリーマンスタイル・ドット・コム

●前売り券等のお問い合わせ窓口  TEL&FAX 0467-41-1817、0467-22-4693 Eメール YHR00327@nifty.ne.jp、saitoh76@mte.biglobe.ne.jp (建長寺入り口で入場券を提示すれば、拝観料300円は不要です)

レヴィン追悼コンサートの狙いと出演者プロフィール Photo_1

■「レヴィンの系譜」を故郷の文化財に!2003年5月2日朝、前途有為な若者が輪禍によって、志半ばにしてこの世を去りました。若者の名は千葉県香取郡東庄町笹川の高木昌宣さん。享年26歳。自家用車で出社途中、無謀運転の大型トレーラーの下敷きになり、全身を圧迫され、間もなく死亡したのです。生前、昌宣さんは、自らのホームページに 「レヴィン」というペンネームで恋、家族、友達、生きがいなどをテーマにした150編におよぶ詩やエッセイを掲載し続けていました。詩集「レヴィンの系譜」は、この遺作をレヴィンの系譜1 僕は君の月に… 」と「レヴィンの系譜2 僕がたしかにそこに在たこと 」の2冊の本にまとめ、自費出版したものです。   詩集「レヴィンの系譜」には、勇気や希望を与えるメッセージがぎっしり、詰まっています。詩集「レヴィンの系譜」の存在をもっと多くの人々に知ってほしい、さらに、「レヴィン」の生まれ育った東庄町の文化財として根付き、地域発展の精神的基盤の役割を果たしてほしいと考え、レヴィン追悼コンサートを企画しました。

*「レヴィンの系譜」は市販もしています。「レヴィンの系譜1 僕は君の月に… 」 (発行:夢工房 定価:本体1500円+税)「レヴィンの系譜2 僕がたしかにそこに在たこと」 (発行:夢工房 定価:本体2000円+税)購入方法は夢工房(http://www.yumekoubou-t.com/)まで。送料は無料。

●メール:yumekoubou-t@nifty.com

●FAX:0463-83-7355 ●TEL:0463-82-7652で

■出演者プロフィール

盧佳世(のかよ) 神奈川県川崎市出身。日本国籍に生まれるが、自分のルーツを隠さずに生きていきたいとの思いから、両親(父一世、母二世)の祖国である「Korea」の姓“盧”を名乗り始め、1995年、裁判により戸籍名として取得する。在日koreanソプラノ歌手、田月仙(チョン・ウォルソン)の指導のもと、korea歌曲を中心に歌う「東京セパラム合唱団」で歌い始める。2003年、友人達とアカペラ・ゴスペルライブを企画・出演したことをきっかけに、ソロ歌手としての活動をはじめる。  レパートリーはオリジナル曲を中心に、korea民謡、フォーク、ジャズ、ボサノバなどジャンルを越え多岐にわたる。現在全国各地でライブや各種イベントなどに出演し、(岡本光平書画展、多文化共生フェスティバル、李政美チャリティコンサート、団塊サミット、丹沢シンポジウム、市川市男女共同参画トーク&ライブ、北鎌倉・匠の市コンサート‥‥etc)2005年11月に1stアルバム「マウム~こころ~」をリリース。鎌倉とは所縁が深く、アルバムに収録された「おみ九字」「かたち」「悲しみの雨の中で」は、北鎌倉匠の市が縁となり生まれた曲。建長寺で開催された「第1回団塊サミット」(2004年12月)、「第2回団塊サミットin岐阜」(2005年11月)に連続出演。“夢”をあきらめずに“希望”を持ち続ける”勇気”、そして、“マウム”(こころ)を伝えることをモットーに音楽活動を展開中である。

*盧佳世公式サイト http://www.k3.dion.ne.jp/~nonohana/

矢野敏広(やのとしひろ、Guitar)  ギタリスト。中学時代にフォークソングの洗礼を受け、高校卒業後上京、ライブハウスを中心に活動を始める。1980年、朴保(パクポオ)&切狂言(きりきょうげん)に参加。10年のブランクを経て、1992年より活動を再開。 現在、李政美、趙博のギタリスト・マンドリン奏者として、日本各地、韓国でのライブ活動を行う。近年は、マンドリンで佐藤行衛(G)八木橋司(a.sax、音響自動書記)等と即興演奏も始める。日本Jazz界伝説のギタリスト、高柳昌行にギターを師事した経歴を持ち、確かな技術と幅広いジャンルをこなす柔軟性を持ち合わせる。日本の即興シーンでマンドリン奏者は非常に珍しく注目を集めている。北海道出身。(レヴィン追悼コンサートin東庄:5月20日)

芹澤薫樹(shigeki SELIzawa、Bass) 1975年静岡県生まれ。幼少よりピアノを習う。高校時代は吹奏楽部でパーカッションを担当。部内に選抜のジャズ・ビッグ・バンドがあったことからジャズに興味を持つ。 大学入学後ジャズ・ビッグ・バンドのサークルにてベースを始める。大学在学中から、サークル活動と平行してプロ活動を開始、このころbayakaと知り合い数年にわたりサポート・メンバーとして作編曲にも携わったことがその後の多ジャンルにわたる活動へのきっかけとなる。 卒業後はウッドベース、エレクトリックベースをシュアーに弾きこなすベーシストとして、アーティストサポート、ライブ、レコーディング、ミュージカルなど幅広く活動する。

*芹澤薫樹公式サイト http://urawa.cool.ne.jp/seli/ (レヴィン追悼コンサートin東庄:5月20日)

HALMA GEN (春間げん、Piano)  ピアノ、キーボード、アコーディオン、作曲、編曲 北海道札幌市出身 東京在住 (敬称略) ▽78年 ベーシスト(現在“秦琴”奏者)深草アキに出会い、和風ロックバンド『観世音』を結成。数々の演劇、映画などの音楽を手がける。 ▽81年 手話劇『異説酒呑童子』でハンガリー及び日本国内20都市の公演に参加。 ▽86年 『TOM★CAT』後期メンバーとして加入。 ▽95年 深草アキ氏の作曲によるNHKドラマ「蔵」の音楽制作に編曲と演奏の両面から参加。 ▽97年 薩摩琵琶ユニット、『ビカム』で活動開始。他に在日韓国人歌手李政美のサポートメンバーとしても活動。初アルバム「わたしはうたう」に参加。 ▽00年 初のピアノソロアルバム『9TALES』、日本の歌をテクノでアレンジした『電脳節』を同時発表。 ▽01年 みずからのユニット『HALMANIA』を渡辺ゆか(Per)と結成。新田昌弘(津軽三味線)の初アルバム「SOU・・奏」(キングレコード)、趙博のアルバム「光のエチュード」、おーまきちまきのアルバム「月をみてる」、李政美のアルバム「オギヤディヤ」に参加。 ▽02年 津軽三味線デュオ『あんみ通』と共演、津軽三味線新田昌弘のアルバム「優喜」をサウンドプロデュース。 ▽03年 人形アニメーターの真賀里文子の作品「ミスビードル号の大冒険」をサウンドプロデュース。 ▽04年 NPO2050主催の春の小川朗読コンサートに参加。新田昌弘、三線の與那覇徹のコラボアルバム『匠』にてアレンジ、プレイヤー、ライブメンバーとして参加。深草アキ、沢田美紀のシングル「風のことづて」にアレンジで参加。李政美のツアーとRECORDINGでサポート。趙博の年末のツアーで中山千夏と『おんな組』にて共演。『ビカム』で沖縄で、新良幸人、志田真木らと沖縄音楽、舞踊とのコラボに参加。 ▽05年1月、中山千夏のレコーディングに参加。7月、盧佳世の新譜レコーディングに参加。趙博のをんな唄ツアーで東京、大阪、名古屋ツアー。9月李政美と韓国イムジン閣でイベント出演。ヒューマンエイジ研究所のリラクゼーションCDの音楽を担当。12月、趙博の唄うキネマ『砂の器』にピアノで出演。  ▽4月、趙博の歌うキネマ『砂の器』でピアノで関西ツアー。おーまきちまきと関西でライブ。 ▽5月、盧佳世の東庄町コンサートに出演。 ▽6月、趙博と東京で砂の器の公演予定、札幌でのライブ参加予定。

*Halma Gen 公式サイト http://www.harappa-net.com/halma/ (レヴィン追悼コンサートin東庄:5月20日)

Norman (Guitar)  森田童子・中島みゆき・河島英五・あのねのね・加藤登紀子・武田鉄矢・三浦 久と数々のアーチストのレコーディング&コンサートツアーに参加して来た。アコースティック&エレクトリック共に、歌を生かす、感性溢れるプレイには定評がある。 現在はギター&マンドリンの仕事を中心に、またNormanS、YUZO & ZOVAN、PIXYS、BLUES UPの4つのLIVE BANDでも活躍中。フォークシンガーとしての原点に戻る活動も精力的に行っている。また、アコースティック・ソロ曲のアレンジ、そして後進の指導にも意欲的である。本名:野間義男。1950年生まれ。虎年。牡牛座・血液型B。酒と旅が好き。関西、特に京都が大好きな江戸っ子??

*Norman公式サイト http://www.kamonegi.com/~norman/ (レヴィン追悼コンサートin建長寺:6月10日)

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2005年12月 6日 (火)

川魚料理「えんどう」(千葉県香取郡東庄町)

arai_046  帰郷すると必ず、実家が用意して待ってくれている料理に、コイのあらいがある。川魚料理の「えんどう」から買い求める。「えんどう」のあらいは、川魚特有の臭みがない。身が引き締まり、こりこりしている。それでいて舌触りが甘い。
1  「美味しい海の魚は、北鎌倉でも食べられる。でも、美味しい川魚は故郷でしか食べられない」という、私のわがままを姉が許してくれる。下総台地の利根川沿いに育った私は、海の魚と同じくらい川魚を好む。少年時代に、利根川や近くの小川、溜池でコイやフナ、ハヤ、ウナギをとった楽しい思い出と重なるからだろう。

■「うな重」(コイこく、お新香付き)1365円、「あらい」525円はチョーお値打ち!
 _044 12月4日に帰省した際、「えんどう」を訪れて、「うな重」を注文した。前から、「えんどう」のウナギを食べてみたかった。ウナギのかば焼きの味は、店主の遠藤勝子さんの亡くなったご主人と息子の理一さんの合作だ東京・白金の八芳園で修業した理一さんが、父の作った味に改良を加えた。期待していた以上に美味しかった。もちろん、コイのあらいも注文した。「うな重」(コイこく、お新香付き)が1365円。鯉のあらいが525円。チョーお値打ちである。

■美味しさの秘密は裏山からわき出ている豊富な水にあった
 コイのあらいやウナギがなぜ、かくも美味しいのか。私は以前から水槽に、工夫があると睨んでいた。遠藤勝子さんによれば「裏山からわき出ている豊富な水を、上から激しく叩きつけるような感じで、水槽を泳ぐコイとウナギに浴びせかけ、身を引き締めている。こうすると臭みも消えてしまう」。
c0014967_1444295  なんと、下総台地の豊かな自然が育んだ湧水が美味しさの決め手とは。約10年間、北鎌倉で湧水を使って、まちづくりや景観・自然環境保全に取り組んできた。この話を聞いて思わず顔がほころんでしまった。

■かつては東庄町でも有数の大地主だった
 「えんどう」は建物がどっしりして、風格がある。内部には良質の「木」が、ふんだんに使われており、食事をしていると気持ちが落ち着いてくる。庭も素晴らしい。それもそのはずである。「えんどう」はもともとが「農地解放前は数十町歩を所有していた」(勝子さん)というほどの東庄町でも有数の大地主だった。遠藤家の歴史の重みを感じる。

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