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2005年12月 6日 (火)

川魚料理「えんどう」(千葉県香取郡東庄町)

arai_046  帰郷すると必ず、実家が用意して待ってくれている料理に、コイのあらいがある。川魚料理の「えんどう」から買い求める。「えんどう」のあらいは、川魚特有の臭みがない。身が引き締まり、こりこりしている。それでいて舌触りが甘い。
1  「美味しい海の魚は、北鎌倉でも食べられる。でも、美味しい川魚は故郷でしか食べられない」という、私のわがままを姉が許してくれる。下総台地の利根川沿いに育った私は、海の魚と同じくらい川魚を好む。少年時代に、利根川や近くの小川、溜池でコイやフナ、ハヤ、ウナギをとった楽しい思い出と重なるからだろう。

■「うな重」(コイこく、お新香付き)1365円、「あらい」525円はチョーお値打ち!
 _044 12月4日に帰省した際、「えんどう」を訪れて、「うな重」を注文した。前から、「えんどう」のウナギを食べてみたかった。ウナギのかば焼きの味は、店主の遠藤勝子さんの亡くなったご主人と息子の理一さんの合作だ東京・白金の八芳園で修業した理一さんが、父の作った味に改良を加えた。期待していた以上に美味しかった。もちろん、コイのあらいも注文した。「うな重」(コイこく、お新香付き)が1365円。鯉のあらいが525円。チョーお値打ちである。

■美味しさの秘密は裏山からわき出ている豊富な水にあった
 コイのあらいやウナギがなぜ、かくも美味しいのか。私は以前から水槽に、工夫があると睨んでいた。遠藤勝子さんによれば「裏山からわき出ている豊富な水を、上から激しく叩きつけるような感じで、水槽を泳ぐコイとウナギに浴びせかけ、身を引き締めている。こうすると臭みも消えてしまう」。
c0014967_1444295  なんと、下総台地の豊かな自然が育んだ湧水が美味しさの決め手とは。約10年間、北鎌倉で湧水を使って、まちづくりや景観・自然環境保全に取り組んできた。この話を聞いて思わず顔がほころんでしまった。

■かつては東庄町でも有数の大地主だった
 「えんどう」は建物がどっしりして、風格がある。内部には良質の「木」が、ふんだんに使われており、食事をしていると気持ちが落ち着いてくる。庭も素晴らしい。それもそのはずである。「えんどう」はもともとが「農地解放前は数十町歩を所有していた」(勝子さん)というほどの東庄町でも有数の大地主だった。遠藤家の歴史の重みを感じる。

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